木のお医者さんが日本の森を救う!?樹木医集団「HARDWOOD」片岡日出美さん

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木のお医者さんが日本の森を救う!?樹木医集団「HARDWOOD」片岡日出美さん

つくば市にある保育園。木々に囲まれた自然豊かな庭。その中を歩きながら、手にした木槌で木を叩きながら歩いている女性が今回の主人公、片岡日出美さん。

樹木医集団「HARDWOOD」片岡日出美さん

彼女の職業は樹木医、木のお医者さん。この日は、園庭にある木の健康診断。茂った枝の中に葉が落ちて枯れしまっているものを見つけると、ロープをかけて木の上へ、ノコギリを使って器用に切り落とします。調べてみると、この枝、蟻に中を食われていました。
そのままにしておいたら、折れて園児の頭に落ちてきてしまったかもしれない。片岡さんの診断でそのリスクを減らすことができたのです。
このように、樹木の健康診断や治療ができて、木々の保護育成に関する専門的知識を持つのが「樹木医」。国土の7割が森林という木の国、日本では活躍の場が多い資格のように思えますが、現在、日本全国での有資格者は約2900人ほど。
その数は、国土の広さや木の多さに対し、充分とはとても言えません。
この状況の背景には、樹木医の専門性を、生かしきれていない日本の森や林管理の現状があります。この現状を「もったいない」と立ち上がったのが片岡さんたち。
樹木のスペシャリスト集団を目指し「HARDWOOD」を立ち上げ、若い人の憧れの仕事になるような、樹木医のあり方を目指し活動しています。その取り組みを追いました。あまりみる機会のない、木のお医者さんのお仕事密着、ぜひご覧ください。

担当ディレクター:

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